ラドンによる健康影響

ラドンを吸うと肺癌になると聞きましたが本当ですか?

  1. ラドンの健康影響に関する調査報告例は少ないのですが、高濃度のラドンを含 んだ空気を吸収した場合、その娘核種が気管支の分岐点や肺の内部に付着して、 そこで壊変しながらα線を放出することから、肺癌を引き起こす可能性がある といわれています。
  2. ラドンによる健康影響を明らかにする有用な疫学データはありませんが、 ICRPは、米国、カナダ等の鉱山労働者の疫学調査から、ラドンによる被ば く線量が0.3Sv(30rem)〜0.6Sv(60rem)程度から数十 Sv(数千rem)の範囲で肺癌の発生率に対する有意な影響が見いだされる としています。 しかし、本調査結果はラドン以外の影響(タバコ、粉塵等)も受けており不確 かさを伴っています。
  3. 現在、一般居住環境中でのラドン濃度について、放医研等では全国的な調査を 実施しているところですが、これまでの調査データをみる限りにおいては、先 ほどの線量をはるかに下回っており、健康上特に心配する必要はないと考えら れます。

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