ICRPのヨウ素代謝コンパートメントモデルでは 単純な3コンパートメントモデルで記述されており、
通過コンパートメント(半減期0.25日)に入ったヨウ素のうち、0.3の割合が甲状腺に移行し、
残り0.7が直接排泄される。
甲状腺中のヨウ素は120日(後で80日に修正)
の生物学的半減期で残留し、有機要素の形で甲状腺以外の人体の組織に均等に
分配し、12日の生物学的半減期で残留するものと仮定している。
,
,
をそれぞれ通過コンパートメント、甲状腺、他の器官のヨウ素とすると、
について整理すると
が得られる。移動行列は
となる。
の場合半減期が8.04日であるから
となり
を得る。
また、
の場合半減期60.14日であるから
となり
となり、
と対角要素だけが異なる。
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